平成最後の日(2019/04/30)に、岩崎グループ初めての論文がアクセプトされました。
Removal of interference MS/MS spectra for accurate quantification in isobaric tag-based proteomics.
Iwasaki M, Tabata T, Kawahara Y, Ishihama Y, Nakagawa M
Journal of proteome research, 2019年4月
https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.jproteome.9b00078
iTRAQやTMTといったIsobaric tagを用いたプロテオーム解析定量法に対して、新しい定量解析手法を提案しました。RiMS (Removal of interference mixture MS/MS spectra)という定量解析手法です。この手法で用いるプログラム自体は、コメントなどを付け加えてないので使いづらい状態になっていますが、近日中にコメントやUsers guideを付け加えたいと思います。
初めてcorresponding authourとして論文をまとめ上げたので色々と大変でしたが、すべての責任が自分にあるということと、自分が疑問に思って作り上げた手法が世に出るということは、非常にやりがいがあって楽しいことだなと感じました。令和の時代も頑張っていこうと思います。
190509追記: RiMSに関して、Users guideとスクリプトをsourceforgeにアップしました。RiMS program